仕事が終わり、今日も無事終わったと大きな息を吐く。
[優紀さん!]
後輩くんが後ろから声をかけてきた。
「後輩くん、お疲れ様。」
普通を装っているけど、内心ドキドキしてる…
[いよいよ明日ですね~、歓迎会!]
「そ、そうだね…」
[あれー?どうしたんですかー?皆さんに見てもら「い、言っちゃだめ!」]
大声を出したせいで周りの人がこちらを見てる…
「ま、まぁ…ね!とにかく明日ですからねー!頑張りましょうね~!」
ニコニコ笑いながらひらひらと手を振って、私の元から去っていく後輩くん。
…
ずるいよ。
次の日。
私は仕事がお休みなので、そのまま歓迎会場へ。
ビールとかカシオレとか飲みながら、職場の人達とお話して楽しい時間が過ぎていく…
[さーて、いい感じに皆さん酔ってきてると思いますのでココからは~♪]
後輩くんがマイクを持って仕切り始める。
[じゃあ、今回入った皆さんに自己紹介をしてもらいます~♪]
新人さんが自己紹介をしていく。
女性、男性、若い人、お年を召した方、色々な人がいる。
[ありがとうございましたー♪じゃあ、ここからは先輩の出し物ということで…少々お待ち下さい!]
そっと立ち上がり、準備に向かう。
みんなから見えないところで制服を着て、髪を結び…
よし、これで大丈夫!
[終わりまし…]
今まで仕切っていた後輩くんが様子を見に来た。
「うん、終わったよ?」
[あ、えっと…その…]
後輩くんの目が泳いでる。
「何か…変?」
[…]
後輩くんはうつむき、一生懸命首を振って
[何でもないですよ!さぁ、行きましょう!]
いつもの後輩くんが私の手を握って、ステージに連れて行ってくれる。
さっきは、どうしたんだろう…?
[おまたせしましたー♪今日は、職場のアイドルと言うことでこの人を連れてきました~♪]
うぅ…みんな見てる…
恥ずかしい…
「み、みんなのアイドル!ゆっきちゃんだよー♪」
一瞬静まり返った。
何やってるんだろう私…
〈いいぞー!〉
《ゆっきちゃんかわいいー!》
どっと盛り上がって、みんなが笑顔になった
「きょ、今日は~皆さんのために歌います!」
歌っているとき、色々な視線を感じた。
脚、スカート、胸、顔…
そのまま、練習した曲を歌い私のステージは終わった。
《ゆっきちゃん、アンコール!》
〈アンコール!〉
[優紀さんありがとうございましたー、あのー、アンコールの声出てますがこれだけです~♪]
[それでは次の…]
そのまま、大盛り上がりで歓迎会は終わりました。
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皆さんご無沙汰しております。優紀です。
前回は3月。今は11月。ここまで4つ位仕事をやったり辞めたりしていましたが、安定させることができなかったです。
ついこの間も、耐えられず逃げ辞めしてしまいました。
来月生活できるのかわからないですが…仕方ないですね。
何かしていないと精神的に落ち着かなかったので、リハビリがてらちょっと書いてみました。
コスプレする歓迎会の話が止まっていたので、コスプレをしました←
ゆっきとしていますが「優紀:ゆうき」です。
また、少しずつ更新できればな、と思っています。
いつもありがとうございます。

